全国アートNPOフォーラムin淡路島

  • 全国アートNPOフォーラム in 淡路島 開催概要
    art Protocol: 淡路島アート議定書!

       ▽ 申込方法   スケジュール・内容14日15日16日


    ウェブ  http://awajishima-art-center.jp/

    日時   2007年12月14日(金)〜16日(日)
         16日はオプショナルツアー(観光/任意)のみ

    会場   旧紡績工場 赤レンガ倉庫 兵庫県洲本市塩屋1丁目1-8

    アクセス 「洲本(高速)バスセンター」から徒歩すぐ
         (目の前の赤レンガの建物です)
         ●周辺マップはこちらからダウンロード

    問合せ先
         NPO法人 アートNPOリンク
          TEL 075-231-8607
          携帯 080-2444-6322 (11:00〜18:00)
          E-mail anl@arts-npo.org(@を半角にしてください)

         NPO法人 淡路島アートセンター
          TEL 090-5066-4604
          E-mail awajishima.art.c@hi.awaji-bb.jp
          (@を半角にしてください)

    チラシ
         (PDFでダウンロード/2.3MB)

    趣旨
    今日の日本は、市民ひとりひとりが、みずから自分たちの必要とするサービスを自分たちの手で作り提供していく社会へと、変化を遂げつつあります。1998年に公布・施行された特定非営利活動促進法によって、この変化は着実に日本社会に広がり、ますますNPO活動の社会的重要性が増しています。
    アートNPOは、市民自治の理念にもとづき、アートと社会の橋渡しを通して、幅広く領域をこえたNPOと連携し、豊かな市民社会を創出する役割を担っています。アートは社会の変化を先取りする力を持っており、アートNPOは、社会を変革する潮流において大きな力を発揮できると考えます。
    「全国アートNPOフォーラム in 淡路島」では、アートという共通項のもと、活動内容や形態を異にするさまざまな全国のアートNPOが集い、討論する場を設けます。そして、個々の声を集約し、アートが多様な価値を創造し、社会を動かす力を持つ、社会的な存在であるとの認識をもとに、アートNPOの意義を社会に訴え、それによってアートをめぐる環境が社会の理解を得ながら向上していくことをめざします。
    ここ淡路島フォーラムでは、NPO活動における課題や共有化されたニーズをもとに、アートNPOの基盤が向上するよう芸術文化振興に関する「淡路島アート議定書」の発表にむけ、発展的な議論をおこないます。

    コメント
    淡路島アートセンターは、2004年の台風23号の災害後アートNPO活動を始めました。災害で壊れた一軒の古民家「日の出亭」再生事業を始めた事で、島内外アーティストや住民の方々などと交流がうまれ、地域との連携と日常におけるアートの大切さを改めて感じました。アートを通して、場所や地域の文化などの「資源」を再発見し、再考して、生きていく力を見つけていきたいと考えています。
    第1回全国アートNPOフォーラムが神戸で開催されてから早4年。アートNPOの活動は飛躍的に発展し、さまざまな仕組みや事業がうみだされています。地域におけるこれらの活動が未来につづくために、アートNPOの基盤を整備し、芸術文化に主体的に関わる当事者を増やすことが求められています。この度の全国アートNPOフォーラムがまさに、淡路島アート議定書としての力を発揮できうるか?
    全国アートNPOフォーラムに関わる方々、団体、それぞれの熱い結晶がこの地、淡路島に集まることに島民として大きな期待と可能性を感じています。
    NPO法人淡路島アートセンター 理事長 久保拓也




    スケジュール・内容
    予期せぬ事由により出演者、プログラムを変更する場合があります。(すべて敬称略)

    1日目|2007年12月14日(金) 「基調講演&プレゼンテーション」

    瀬戸内で活動するアート団体が淡路島に集結!
    産業遺産などを転用し、地域の文化拠点を創出させるアート団体たち。そのビジョンと戦略、事業をプレゼンし、活動課題の共有をはかります。都市づくりと企業の視点からのコメントや、淡路島をケーススタディにした討論も開催します。


    14:45 受付開始
    15:30〜15:40 開催あいさつ 久保拓也[淡路島アートセンター 理事長]
    15:40〜16:25 基調講演
     基調講演      北川フラム[地中美術館総合ディレクター]

    16:25〜18:10 プレゼンテーション
     プレゼンテーション 1 NPO法人BEPPU PROJECT
               2 NPO法人カコア/クオリティ・アンド・コミュニケーション・オブ・アーツ
               3 NAMURA ART MEETING '04-'34
               4 NPO法人淡路島アートセンター

    18:10〜20:00 コメント&ディスカッション
     コメンテーター   北沢 猛[アーバンデザイナー/東京大学教授/横浜市参与]
               布施直人[トヨタ自動車株式会社 社会貢献推進室長]
     司会進行      田野智子[NPO法人ハート・アート・おかやま 代表]

    20:00 名刺交換会

    ▼赤レンガが美しい紡績工場跡地
    今回のフォーラム会場に連なる赤れんがの工場跡地。現在は洲本市民工房やレストラン、物産品店、図書館などに活用されています。とくに工場の外壁を活用した図書館はたいへん美しく、児童図書も充実。ひっきりなしに地元の方々が訪れていました。
    当初、赤レンガ倉庫を会場にするのは管理側のハードルも高く、電気やトイレの水道が通っていないこと、電灯や椅子、机などの設備がないこと、掃除がたいへんなどフォーラムを実施するにあたって相当の労力が必要になることが懸念されました。しかし、やはり地域の歴史を語り、地域のストーリーをもつこの象徴的な近代産業建築を使わねば、このフォーラムの意味が無い!と一念発起し、皆で協力して会場をつくりあげました。

    ▼プレゼンテーション・会場風景

    使わなくなって久しい赤れんが倉庫に電気を引き、ストーブを焚いて会場をつくりました。100名ほどの来場者に寒い倉庫も熱気むんむん。うつくしいレンガづくりの建物にも酔いしれました。
    地元主催者の淡路島アートセンターのあいさつにつづき、洲本市長の来賓あいさつがありました。その後、北川フラム氏による農村や地域でアートをやることの意味や瀬戸内文化圏構想について報告をいただきました。つづくプレゼンテーションでは、瀬戸内で活動するアート団体による活動自慢とこれからの活動ビジョンについてプレゼンをいただきました。そして横浜市の創造都市を推進する北沢氏と、企業の観点からトヨタ自動車(株)の布施氏にそれぞれ深いコメントをいただき、初日を終了しました。
    もちろん、その後のアフターコンベンション(交流会)では、全国各地のアートNPOや関係者が、おいしい淡路の食材を前に交流を深めました。もしかしたら、交流会のためにフォーラムがあるのかもしれません。交流会でつながる出会いが次へのアクションへとつながっていきます。 後日談ですが、このフォーラムにプレゼンテーションいただいた淡路島アートセンター、NAMURA ART MEETING、BEPPU PROJECTともに、新しくできた『芸術・文化による福武地域振興財団』の助成を受けることができ、淡路島アートセンターは、『デザイン物産展ニッポン』の新物産部門に選定されました。



    2日目|2007年12月15日(土) 「まちあるき&公共の議論」

    午前中は、アートNPOフォーラム恒例のまちあるき(任意参加/要事前予約)。洲本のまちをあるきながら、地域の百年後を想像してみてください。また、フォーラム会場のとなりでは淡路の食満載の「四季のイベント」(午前中のみオープン)も開催されています。
    『アートNPOは可能か?』―第1回神戸フォーラムから4年。午後は、芸術系NPOのこれまでの活動を総括し、未来に向かうためのディスカッションを開催。古代ローマ市の中心にあった集会用広場「フォーラム」の名にあやかり、文字通り集団的公開討議の場として、アート議定書の発表をめざし、複数のトピック毎に参加者全員で日本の公共文化政策について討議します。

    10:00〜12:00 まちあるき「近代産業都市洲本・百年の大計」
     コーディネーター  磯崎泰博[淡路島デザイン会議 代表幹事]

    12:30 受付開始
    13:00〜18:00 ディスカッション
        「アートNPOの未来にむけた公共の議論」

     ファシリテーター  山口洋典[應典院寺町倶楽部 事務局長]
    18:00〜18:45 議定書発表予定「淡路島アート議定書」
    18:45〜19:00 閉会あいさつ
    19:00 交流会

    ▼まちあるき「近代産業都市洲本・百年の大計」

    二日目の午前中は、淡路島デザイン会議代表幹事の磯崎氏より、近代産業都市洲本の誕生秘話を伺いしました。幕末明治の混乱期、庚午事変による新体制への移行から、洲本に紡績工場を誘致した経緯や河川移動の大工事による工場用地の確保まで、会場となっているレンガ倉庫が"いまここにある理由"について詳しく紹介。その後に旧紡績工場関連のレンガづくりの建物を見学し、現在の河川敷から海岸につづく道までをまちあるきしました。
    100年ほど前に洲本市を近代産業都市にするという壮大な都市計画がなされたその志になぞらえて、新たな地域の魅力づくりに取り組んでいきたいという氏の意気込みが伝わるまちあるきとなりました。

    ▼ディスカッション「アートNPOの未来にむけた公共の議論」

    午後からはついに『淡路島アート議定書!』に関する議論がスタート。
    白熱した議論の末、6時間後にようやく議定書の全体像が見えてきました。


    山口氏の卓越したファシリテーションのおかげで、さまざまな深い意見が交わされ、行きつ戻りつしながらも議定書の骨子作成に至ることができました。
    また、このうつくしいレンガ倉庫を文化拠点にしたいこと、アートNPOのネットワークによって淡路島のアートNPOを応援することなどが話し合われました。
    議定書の発表は、次回『全国アートNPOフォーラムin沖縄』をお楽しみに!!!
    もちろん、この後も交流会。なんと交流会会場では、地元淡路島の人形浄瑠璃の上演も行われ拍手喝采!でした。


    3日目|2007年12月16日(日) 「オプショナルツアー」
    UMI*HOTAL presents スペシャルバスツアー(要事前予約/別料金/定員有)
    せっかく淡路島まで来たのに、このまま帰るのはもったいない!
    淡路島アートセンターが展開する「日の出亭」など、淡路島のアートシーンをUMI*HOTALがご案内します。


    09:00 出発
     ↓
    14:00 三ノ宮駅到着予定

    ▼オプショナルツアー「UMI*HOTALプレゼンツ スペシャルバスツアー」

    "おもてなし"こそ、淡路島アートセンターの真骨頂。さらに地元神戸の企業フェリシモで働く若者たちによるUMI*HOTALがコラボした、淡路島周遊バスツアー・アート編。抜群の企画力と抜群においしい海の幸を抜群のシェフが料理する昼食が振る舞われるなど、このフォーラムきっての大好評イベントとなりました。写真は、淡路島アートセンターがリノベーションしてアートセンター化した、かつての料亭『日の出亭』。ここでは地元淡路島在住のアーティストによる展示が行われていました。
    ツアーに参加した皆さんが口をそろえて、「こういうツアーをこそ観光事業化すべき!」と。




    登壇者プロフィール
    基調講演
    北川フラム[きたがわ・ふらむ]
    地中美術館総合ディレクター/アートフロントギャラリー主宰/新潟市美術館館長/女子美術大学教授など
    主なプロデュースとして、「アントニオ・ガウディ展」、「アパルトヘイト否!国際美術展」など。まちづくりの実践では、「ファーレ立川アート計画」、「越後妻有アートネックレス整備構想」の総合ディレクターなど多数。同プロジェクトによる「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は2001年の「ふるさとイベント大賞」のグランプリを受賞した。平成18年度芸術選奨(芸術振興部門)、平成19年度国際交流奨励賞・文化芸術交流賞受賞。


    プレゼンテーション団体(一日目/登壇予定順)
    NPO法人BEPPU PROJECT[大分県別府市]
    2005年、大分県別府市を拠点に活動開始。これまでに「全国アートNPOフォーラムin別府」(2006)や「宮島達男展」(2006)、「踊りに行くぜin別府」(2006、NPO法人JCDNと共催)、別府港リノベーション事業(2007)、国際シンポジウム(2007)などを開催。「全国アートNPOフォーラムin別府」で討議した、別府国際現代芸術フェスティバルを2009年春に別府市全域を舞台として開催実現するよう準備を進めている。また、別府市中心街の複合型アートセンター設立を目指す。

    NPO法人クオリティ アンド コミュニケーション オブ アート
    [愛媛県松山市]
    愛媛県松山市に所在し、現在約40名で活動。1997年のトヨタアートマネージメント講座松山の開催をきっかけとして、とくにコンテンポラリーアートを側面から支援し、地域に根付かせようと考えた人々が2004年に結成。質の高いアートの社会的効用を信じ、中間支援に徹した活動を志している。四国アートネットワーク活動や「ミーツ・アーツ・ツアー」、「ミーツ・アーツ・ミーティング」、松山市三津浜の「アート蔵」でのダンス・映像・美術・演劇など、アートと地域、アートと人、アートとアート、地域と地域を結びつける試みを続けている。

    NAMURA ART MEETING ’04-’34[大阪府大阪市]
    NAMURA ART MEETINGは、2004年から2034年までの30年間を芸術のひと連なりの現場ととらえ、社会や個人が<出来事>を共有しつつ未来を創造するという実験の場。新しい芸術の提示、考察、検証、記録を課題とし、<MEETING>には、芸術のみならず、社会を構成する多様、多層的な出来事や人々が遭遇し、合流するという意味を含む。そして、芸術が制度や機構への示唆や具体的な方策へと転換する可能性を探る。30年間の芸術の変遷を追うことも、意図している。

    NPO法人淡路島アートセンター[兵庫県洲本市]
    2005年06月NPO法人化。「アートというフィルターを通したまちづくり」をモットーに、2004年の台風23号によって土砂災害にあった空き家のリノベーション作業を始め、その場所を拠点としながら、コミュニケーション型アートイベントの企画運営をしている。淡路島というローカルに身を置きながらもアートを通じてグローバルに繋がっていきたいと考えている。当フォーラム主催団体のひとつ。


    司会進行 (一日目)
    田野智子[たの・ともこ]
    NPO法人ハート・アート・おかやま[岡山県岡山市]
    1999年トヨタエイブルアートフォーラムを機に発足。2002年改称。芸術文化を取り入れた生活が日常的にできるよう、「アートリンク・プロジェクト」(2004年より継続)、「奉還町商店街アート展」などを展開。中心市街地、山間部や離島など、季節・場所を変えて行うワークショップや、長期コラボレーションを仕組み、障害者や高齢者・子どもを含め、人と人が出会い、繋がり、感性を交感すること、それぞれがアートを通して「かけがえのない存在」となることをめざして活動している。


    コメンテーター (一日目)
    北沢 猛[きたざわ・たける]
    アーバンデザイナー/東京大学教授/横浜市参与・京都府参与・千葉県参与
    1977年横浜市入庁。都市デザイングループに参画。『都市政策』から『市民まちづくり』まで幅広く経験。横浜市都市デザイン室長を経て、1997年に東京大学大学院工学系研究科、2005年には新領域創成科学研究科(環境学・工学系を兼務)、2006年にUDCKアーバンデザインセンターでセンター長。
    著書に「ある都市の歴史=横浜330年」(福音館書店)。


    布施直人[ふせ・なおと]
    トヨタ自動車株式会社 社会貢献推進部 社会貢献推進室長 担当部長
    1979年トヨタ自動車入社。1983年米国イリノイ大学留学。1985〜87年米国キャルティデザイン出向。1988〜92年国際経済研究所出向。1993〜97年トヨタ自動車海外渉外広報部。1998年〜2002年ベルギー、トヨタモーターヨーロッパ勤務。2003〜05年広報部社会文化広報室長 担当部長、2006年より現職。社会貢献推進室は環境、人材育成、メセナ、共生社会の分野で、社会貢献活動自主プログラムの企画・運営および社員ボランティア活動の担当部署。企業メセナ協議会大賞部会長、NPO法人アートネットワーク・ジャパン理事。


    ファシリテーター (二日目)
    山口洋典[やまぐち・ひろのり]
    應典院主幹/應典院寺町倶楽部事務局長/同志社大学大学院総合政策科学研究科准教授
    立命館大学・院卒業後2000年より財団法人大学コンソーシアム京都に勤務。産官学地域連携の教育・研究に従事。在職中に大阪大学にてネットワーク型まちづくりの集団力学に関する研究で博士(人間科学)の学位を取得。2006年に得度し大阪・天王寺区の劇場寺院「應典院」の僧侶に。統括責任者「主幹」に就くと同時に事業型NPOの長を務める。同年10月より同志社大学教員を兼務。
    「よくわかるNPO・ボランティア」(共著)など。





    主催
    NPO法人 淡路島アートセンター
    NPO法人 アートNPOリンク

    助成
    財団法人アサヒビール芸術文化財団

    協賛  五十音順
    株式会社資生堂、トヨタ自動車株式会社、日本電気株式会社(NEC)

    協力
    アサヒビール株式会社

    後援
    淡路市、洲本市、南あわじ市、淡路県民局、
    淡路島観光連盟、洲本市観光協会、
    社団法人企業メセナ協議会