全国アートNPOフォーラムinあおもり

  • 2006年10月14日

2006年、全国アートNPOフォーラムは、青森市と別府市の2カ所で開催いたしました。

青森フォーラム、別府フォーラムは終了しました。

全国アートNPOフォーラム in あおもり 開催概要

アートでまちを、新しいアートのあり方を、市民とともに考える。

▽ 申込方法  スケジュール・内容  航空券+宿泊お得なプラン  AtoZご招待!

日時   2006年10月14日(土)-15日(日)

会場   青函連絡船メモリアルシップ 八甲田丸

アクセス マップダウンロード(PDFデータ|約1MB)

料金   一日券 ¥2,000
     二日通し券 ¥3,000

チラシ  チラシダウンロード(PDFデータ|約4.3MB)
     ※データ容量の都合により、画像は削除しています。
      A4サイズに分割しています。

(トップ画像|JPEG)

趣旨
ストリートファイティング~創造都市における市街戦術
「青森の街を、どうしていきたいか?」
いま、青森が熱い。北国、雪はいっぱい降るが、とにかく、アートで熱い。アートNPOが母体となり、1万人のボランティアで開催される大型アートプロジェクトや、最先端の青森県立美術館の開館などなど、青森県域をめぐるアートの状況は、めざましく激動し、全国的な注目をあつめている。そうした激動の渦中にある青森市中心商店街。
青森の中心市街地は、まちづくりのカリスマ仕掛け人が率いる青森市街づくりあきんど隊を先頭に空洞化に戦いを挑み全国屈指、活性化している注目の商店街。
ここにアートの力がどのように寄与できるのか。
青森市中心商店街という具体的な領域をモデルとして、 創造都市よりもさらに具体的な商店街、ストリートをターゲットとし、 アートやクリエイティブな才能が、ここにつどい、生活し、 自由で闊達な表現活動を行い、都市とともに活きていく場を形成し、都市を再生するための市街戦ストリートファイティングの方法について徹底的に討議します!!

スケジュール・内容
事情により、出演者、プログラム、会場等を急遽変更する場合がありますが、その際はご容赦ください。
(敬称略)
▼ 1日目|2006年10月14日(土)

13:00~13:15 開会
開会宣言   嶋中克之(全国アートNPOフォーラム in あおもり実行委員長)
来賓挨拶   青森県 三村申吾 知事
       青森市 佐々木誠造 市長

13:15~13:30 カリスマによる市街戦に学ぶ
       加藤 博(青森市街づくりあきんど隊 隊長)
「アートが熱い青森。じつはまちづくりでも熱い!! 商店街の活性化に成功した青森市まちづくりあきんど隊が、青森のまちについて熱く語ります。」

13:30~13:50
「青森におけるクリエイティブファイティング」

基調報告   松林拓司(東奥日報社 社会部次長)
「いま全国から注目が集まる青森アートシーン。1999年トヨタ・アートマネジメント講座からつづく、青森のアートの歩みを凝縮して報告します。」

13:50~15:10 青森市内のアート関係者による活動報告
活動報告   1 ARTizan
       2 国際芸術センター青森+AIRS
       3 NPO法人 harappa
       4 icanof
       5 青森県立美術館
       6 NPO法人 アート コア あおもり
       7 十和田市官庁街アートプロジェクト
       8 青森アート商店街「上を向いて歩こう」
司会     小杉在良(NPO法人 harappa)

15:25~16:15 対談「市街戦の実践:創造的サバイバル術」
対談     豊嶋秀樹(graf)
       菊地敦己(Bluemark・アートディレクター)
司会     立木祥一郎(NPO法人harappa 理事)
「弘前での『A to Z』展まっただ中! graf の豊嶋秀樹と、青森県立美術館のヴィジュアルアイデンティティを手がけたブルーマーク 菊地敦己が、未来に向けた”まち”のサバイバル戦術を語ります。」

16:15~17:45 フォーラム!
「徹底討論:ストリートファイティング 創造都市における市街戦術」

討論者    来場者全員
司会     高樋 忍(NPO法人 アート コア あおもり 理事)
       三澤 章(NPO法人 あおもりNPOサポートセンター 理事)

18:00~20:00 連携企画「踊りにいくぜ!! vol.7」
       全国パフォーマンススペース巡回公演
       (コンテンポラリーダンス)
料金     前売:一般 2,500円/学生 1,500円
       当日:一般 3,000円/学生2,000円
チケット取扱 NPO harappa事務局
       0172-31-0195
       http://www.harappa-h.org
「踊りにいくぜ!!」は、13日(金)19:00からも開催されます。
詳しくはこちらをご覧ください。

20:00~21:30 懇親会「大間のマグロでナイト!」
会場     青森屋台村「さんふり横町」(青森市本町3-8-3)
参加費    3,000円(※ 別料金)

▼ 2日目|2006年10月15日(日)

10:00~17:00 フォーラム!
「徹底討論:ストリートファイティング 創造都市における市街戦術」

討論者    来場者全員
司会     斉藤誠子(NPO法人 アート コア あおもり 理事)
       嶋中克之
       佐東範一(NPO法人 アートNPOリンク理事長)
「初日のフォーラム・徹底討論につづく、連続フォーラムを開催。途中、ゲストスピーチを交えながら議論を深めていきます。青森のまちにアートができることを話し合うことにより、全国のまちとアートの関係について思いを馳せていきます。」

ゲストスピーチ
  10:00~10:30 「検証:前橋戦線異状なし!?」
スピーチ   白川昌生(アーティスト/NPO法人場所、群馬 理事長)
「第3回全国アートNPOフォーラムin前橋では『まちにアートができること』をテーマに開催しました。前橋を拠点に活動する白川昌生が前橋でのフォーラムがもたらしたことを検証します。」

  13:00~13:30 
  「提言:アートNPOによる社会変革モデル」

スピーチ   村上タカシ(美術家/国立大学法人宮城教育大学/SENDAIcompleX) 「社会にとってアートNPOの存在とは? アートによる社会変革がもたらすものは何か? アートNPOの社会変革について提言します。」

  15:15~15:45 「展望:未来へ」
スピーチ   加藤種男(アサヒビール芸術文化財団 事務局長)
「ズバリ『アートに託す地域の未来』。全国各地のアートNPOの実践を数多く見てきた加藤種男が、地域やアートの未来について、その展望を熱く語ります。」

17:00~17:10 紹介「全国アートNPOフォーラムin別府」

17:30~18:00 解散会
会場     JR青森駅 1・2番ホーム

▼会場風景

ここはどこでしょう?奥に汽車の車両が見えます。外からは「津軽海峡」のインストゥルメンタルが聞こえてきます。「さよならあなた~連絡船に乗り~」そう、ここは『青函連絡船』の中です。
青森フォーラムは、メモリアルシップとして海に浮かんでいる青函連絡船を会場にしました。青森の記憶、まちの記憶、人々の記憶の残る場所、その象徴のひとつが青函連絡船でした。

▼会場風景

船内の旧食堂を会場に二日間にわたるフォーラムを行いました。青森フォーラムでは、ディスカッションをメインに組み立て、ディスカッションとディスカッションの間に、トピック的にスピーチを挟みました。通底するコンセプトは二つ。ひとつは「中心市街地・商店街のストリートファイティング」、もうひとつは「青森県立美術館と商店街の関係を考える」でした。フォーラムにあわせ、商店街ではストリートやお店を展示会場にさまざまなアート作品が登場。アーティストが商店街で生活をしながら作品創作をおこなったそうです。
このプロジェクトに関わった商店主の方々も仕事の合間をみてフォーラムに参加。「私たちの商店街は、一番下に行き着く前に危機感を持つことができた。アートは分からないが、新しいことが入り込むことが大切。危機感を持っているからこそできる。」という主旨の発言に、リアリティのある力強さを感じた瞬間でした。

▼対談「市街戦の実践:創造的サバイバル術」

セーラー服という漫才コンビのような出で立ちで登場したのは、grafの豊嶋氏と青森県立美術館のビジュアルデザインを担当したデザイナー菊地氏。ふたりのクリエイティブな発想の源泉とそのサバイバル方法を活動紹介を含めながらお話しいただきました。きわめて戦略的かつ先駆的なアクションを、一見スマートに軽やかにやってしまう、そのクレバーさに圧倒されました。

▼ペヤングを食べながら

二日目のセッションは、先のフォーラム開催地であった前橋からアーティスト白川氏にスピーチをお願いしました。白川氏は、群馬と言えば「ペヤング」!ということ?か、はたまた地域商品をグローバルに展開するという意味深なコンセプトなのか?、「ペヤング」をみなさんに振る舞いながらスピーチされました。アーティストからの挑発に一同気がひるみつつも、結局おいしそうなソース焼きそばのにおいに負けてみんなでペヤングを食べながらディスカッションをすることに。一気に場が和んだのが印象的でした。

▼解散会

フォーラムの最後は、解散会。JR青森駅は津軽海峡を望む終着駅。1・2番ホームは、かつて汽車が青函連絡船に乗り入れるために日本一の長さを誇るホームだったそうです。解散会はこのホームをお借りして執り行いました。みんながホームにつくと津軽三味線の音色が。冬に向かう寒さの中、ライブで演奏する津軽三味線の音色、ホームというステージに、なぜか感じる懐かしい印象が不思議でした。
最後は、翌月連続で開催される別府フォーラムの主催BEPPU PROJECTの林氏にがんばってねという想いを込めた旗を贈呈するパフォーマンス。まるでオリンピックのような?そんな解散会となりました。

主催
全国アートNPOフォーラム in あおもり実行委員会
NPO法人 アートNPOリンク

協賛
[青森 & 別府]
アサヒビール株式会社、株式会社資生堂、トヨタ自動車株式会社、日本電気株式会社(NEC)

[青森]
株式会社NTTドコモ東北青森支店、東北電力株式会社、社団法人東北建設協会、近畿日本ツーリスト株式会社、JAL
株式会社青森朝日放送、青森画廊、社団法人青森観光コンベンション協会、株式会社青森銀行、社団法人青森商工会議所、株式会社青森テレビ、青森放送株式会社、青森ワシントンホテル、ARTizan、今田内科、INTERNATIONAL SCHOOL キッズキャンパス、笑顔亭、有限会社オフィス絵夢、株式会社角弘、株式会社一正、カラーワークス青い森(佐々木塗料株式会社)、株式会社清藤木工、工藤真人建築設計事務所、有限会社クレイドル、さくら野東北株式会社さくら野百貨店青森店、有限会社STUFF、善知鳥神社、協同組合タッケン、株式会社ティーグル、ディーシーティーデザイン、株式会社東奥アドシステム、株式会社巴コーポレーション、株式会社中三青森店、株式会社西衡器製作所、協同組合日専連青森、弐萬円堂、株式会社ビジネスサービス、平井内科、株式会社ヒロタ、株式会社ファミリーマート、株式会社ブッチャーたてよ、ホンダクリオ浜田店、株式会社みちのく銀行、株式会社宮本工業所、村上新町病院、株式会社八洲建築設計事務所、有限会社らいず

特別協賛
財団法人多田地域開発研究所

後援
青森県、青森市、青森県教育委員会、青森市教育委員会、青森市国際交流ボランティア協会、青森商工会議所、社団法人青森青年会議所、社団法人青森観光コンベンション協会、株式会社東奥日報社、株式会社デーリー東北新聞社、株式会社陸奥新報社、株式会社河北新報社、株式会社朝日新聞社青森総局、株式会社毎日新聞社青森支局、株式会社読売新聞社青森支局、NHK青森放送局、青森放送株式会社、青森朝日放送株式会社、株式会社青森テレビ、青森ケーブルテレビ、エフエム青森、NHK青森文化センター、あおもりデザイン協会、国土交通省東北地方整備局青森河川国道事務所、株式会社青森銀行、協組日専連青森、icanof、ARTizan、NPO法人harappa、東北電力株式会社青森支店

協力
あきんど隊、NPO法人サンネットあおもり、NPO法人アートコアあおもり、NPO法人あおもりみなとクラブ、青森映画祭実行委員会、株式会社青森豊成、株式会社今渕保正社、有限会社オフィスアップズ、有限会社オフィスOC、木村米穀店、株式会社黄金工務店、さヽ利仕出し店、JR東日本青森駅、有限会社STUFF、お食事処四季の千成、津軽新城郵便局、メモリアルシップ八甲田丸、パサージュ広場、株式会社藤本建設、株式会社北洋電設、株式会社三上住宅設備、有限会社明文堂、有限会社リコス、株式会社ワタナベサービス、株式会社レック東北

お得なセットプランをご紹介!!
往復航空券+宿泊(1泊朝食付)セットプランのご案内

宿泊ホテル|
 《A》… ホテルJALシティ青森
      (青森市安方2-4-12 TEL 017-732-2580)
 《B》… 青森ワシントンホテル
      (青森市本町2-1-26 TEL 017-775-7111)

フライトスケジュール|
[14日(往路)]
  新千歳  10:35発 → 青森   11:20着(JAL2805)
  羽田   10:00発 → 青森   11:15着(JAL1203)
  中部国際  7:50発 → 青森    9:10着(JAL3141)
  伊丹    8:15発 → 青森    9:45着(JAL2151)
[15日(復路)]
  青森   19:05発 → 新千歳  19:50着(JAL2808)
  青森   17:05発 → 羽田   18:20着(JAL1208)
  青森   19:45発 → 中部国際 21:10着(JAL3146)
  青森   18:50発 → 伊丹   20:20着(JAL2156)

往復航空券+宿泊セット料金|
  新千歳……セット料金:《A》37,800円 / 《B》37,200円
  羽田………セット料金:《A》49,800円 / 《B》49,200円
  中部国際…セット料金:《A》54,800円 / 《B》54,200円
  伊丹………セット料金:《A》59,800円 / 《B》59,200円

航空券+宿泊セットプラン申込先|
    近畿日本ツーリスト株式会社 青森支店 担当:近藤・浜名
    (青森市新町1-1-14 損保ジャンパン青森ビル1階)
    ◎ TEL 017-722-5500
    ◎ FAX 017-773-5165

申込締切日|9月25日(月)
※締切日以前の場合でもホテルが満室または航空機セットプランが満席となった場合には、お申込受付を終了とさせていただきます。
※上記金額は、往復航空券、ホテル宿泊費・1泊朝食付(サービス料・税込)の料金です。(復路航空運賃は上記セット料金に含まれます。)
※セットプランには航空券・宿泊人数に限りがありますのでご希望に副えない場合もありますので、予めご了承願います。
※取消された場合には、宿泊費(4日前から)、航空券(20日前から)に取消料がかかります。詳細は近畿日本ツーリスト青森支店にてお確かめください。
※当セット券は、近畿日本ツーリスト株式会社 青森支店でのみのお取り扱いになります。直接、上記申込先にご連絡ください。

  • A to Z ご招待券プレゼント!!
    奈良美智+grafによる『A to Z』展にご招待します

    A to Z 実行委員会のご好意により、このフォーラムへ両日ご参加のみなさまに現在、弘前市で開催されている「YOSHITOMO NARA + graf A to Z」の招待券をプレゼントいたします。当日受付にてお申し出ください。
    チケットには限りがありますので、先着順にて承ります。
    会場:弘前市吉野町2-1吉井酒造煉瓦倉庫
    URL:http://a-to-z.heteml.jp/modules/news/

全国アートNPOフォーラム in あおもり
出演者プロフィール

■加藤 博(かとう ひろし)
青森市街づくりあきんど隊隊長
1949年青森県西津軽郡深浦町生まれ。生家は、当時から西津軽郡で総合衣料商。秋田県立能代高校から明治大学農学部、農芸化学科を卒業。学生時代に教員資格を取るが、一時期、家業を手伝い商売の面白さを知り青森市の武田百貨店に入社、1973年(株)東北ニチイに出向、転籍し東北ニチイ山形店、八戸店を経て、本部にて婦人衣料バイヤーを経験し、八戸店店長を務める。1986年自分の思い通りの商売をやりたく退社、同年11月青森市新町商店街に婦人服専門店を開店。1988年より商店街のまちづくりを契機に、青森市中心街区の「まちづくり」運動を展開し現在に至る。「魅は与によって生じ、求によって滅す。」「この土地は、先祖からもらった物ではない、子孫から借り受けているのだ。」を心の拠り所に、毎月40回以上の会議に出席する。全てが「まちづくり」に関するものばかりで、これらが「天命」とも思っている。
青森商工会議所常議員、青森県商店街振興組合連合会企画委員長、青森市新町商店街振興組合常務理事、(有)PMO(パサージュ・マネージメント・オフェイス)代表取締役社長 など数多くの役職を兼務。

■松林拓司(まつばやし たくじ)
東奥日報社 社会部次長
1963年青森市生まれ。弘前大学人文学部経済学科卒。1986年東奥日報入社。 文化部、社会部、鯵ヶ沢支局長などを経て2006年4月から現職。
著書に「魂の音色 評伝高橋竹山」(東奥日報社刊)。

■小杉在良(こすぎ ありよし)
NPO法人harappa事務員 1981年北海道生まれ。弘前大学人文学部卒業。在学中に、『奈良美智展 弘前「I DON’T MIND, IF YOU FORGET ME.」』(2002)にボランティア参加し、2005年春からharappa事務局員として勤める。現在、AtoZ実行委員会 副実行委員長をとして「YOSHITOMO NARA + graf A to Z」に参加。

■豊嶋秀樹(とよしま ひでき)
graf
1971年大阪生まれ。1991年サンフランシスコ・アート・インスティチュート卒業。2001年チェルシー・カレッジ・オブ・アート・デザイン修了。grafの設立メンバーの一人で、grafのギャラリースペースであるgraf media gmの責任者。最近では、nara yoshitomo + graf の中心的人物であり、A to Z projectを奈良美智と共に共同企画・制作した。

■菊地敦己(きくち あつき)
Bluemark アートディレクター
アートディレクター/アートプロデューサー。1974年東京生まれ。武蔵野美術大学彫刻科中退。2000年、ブルーマ-ク設立。ファッションブランド等のブランディングイメージをはじめ、広告・書籍・パッケージ・サイン等のグラフィックデザインやプロダクトデザイン、自社による出版活動やアーティストサポートなど活動は多岐にわたる。2006年7月開館の青森県立美術館のVIを担当。2006年、JAGDA新人賞、ADC賞受賞。NY ADC賞入賞。一方、アートプロデューサーとしても活動。1997~98年、スタジオ食堂プロデューサー。NPO法人アート・ミーティング・ポイント代表理事。

立木祥一郎(たちき しょういちろう)
NPO法人harappa理事。
青森県弘前地域技術研究所主任研究員。
AtoZ実行委員会キュレイター。
1962年東京生まれ。東北大学文学部卒業。川崎市市民ミュージアム映像部門学芸員を経て、青森県立美術館開設準備に携わり、建設基本計画、建築設計を担当。奈良美智などのコレクションを担当し、2002年、弘前の酒造倉庫で奈良美智展を企画。アートNPO harappaを設立。以降、弘前での奈良美智展の企画運営に携わる。

■高樋 忍(たかひ しのぶ)
一級建築士事務所(有)クレイドル代表取締役
NPO法人アートコアあおもり理事
青森の街の魅力を引き出すことができる「起爆剤」を探しつづけています。私にとっての起爆剤は、時にアートであったり、時に人との出会いであったり、さまざま。
この「全国アートNPOフォーラムinあおもり」までの約3ヶ月間にわたり行われた「怒濤のっ!あおもりアート商店街」は、果たして起爆剤となり得たのでしょうか。

■三澤 章(みさわ あきら)
NPO法人あおもりNPOサポートセンター 常務理事
1952年長野県伊那市生まれ。1976年早稲田大学中退、コマーシャル写真の世界に入る。1988年東京から青森市に転居、Studio am COLLABORATION設立。1996年友人の誘いでNPO活動を始める。個別学習塾青森三澤塾を開設。1999年あおもりNPOサポートセンター設立及び運営に参加。現在に至る。広告写真家(日本広告写真家協会会員)青森デジタルアーカイブ推進協議会会員。NPO法人 あおもりNPOサポートセンター常務理事・事務局長。NPO法人アートNPOリンク監事NPO法人アートコアあおもり理事。その他に、NPO活動としてトヨタアートマネジメントの開催・ACACオープニングプレイベントパドルスの開催・キッズアートワールドあおもりの実施(2004年から)・青森デジタルアーカイブ推進協議会(棟方志功の作品を中心とする色再現のアーカイブの研究)に参加、高齢者及び障害者のIT支援・ロービジョン者のIT支援・等々

■斉藤誠子(さいとう まさこ)
青森市国際交流ボランティア協会 副会長
NPO法人アートコアあおもり理事
電機会社でエンジニアとして働いていましたが、渡米をきっかけに英語に携わる環境に身をおく事になってしまいました。そのおかげで、青森国際芸術センターの通訳ボランティアに係わり、アートの世界を知ることが出来た事に感謝。
主に外国人アーティストを中心に制作のサポートをしてきました。
エンジニアというロジカルな世界にいた私にとって、アートというアナログナ世界は新鮮で刺激的なスパイスを与えてくれます。アートを通して国際的な感覚も活かしながら、今だからこそ人や街にとってほんとに意味のある良い仕事をしていきたいと思います。

■嶋中克之(しまなか かつゆき)
NPO法人NACA 副理事長
一企業人として安穏に暮らしていた青森に、ミューズが舞い降りた新世紀2001年、息子が巣立つことをキッカケとして青春の日が突如甦り、現存在覚醒の産声を聞く。
以来、無為に過した歳月への自責の念と、創造の可能性に触れようとアートサポートの道を突き進む。
ACAC(国際芸術センター青森)開館後、アーティスト・イン・レジデンスのサポート組織:AIRS(エアーズ)を結成、内外アーティストとの交流を通して自己の世界が拡大するのを実感する。
現在のアートの潮流は文化、経済の枠を越えた社会的な価値を持つということを、いま社会は共通認識化しつつある、これをプラチック(実際的で慣習化した生活行動)に拡大する白昼夢を追う日々を送っている。

■佐東範一(さとう のりかず)
NPO法人アートNPOリンク理事長
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク代表
1960年北海道生まれ。80年舞踏グループ「白虎社」の創立に参加。以後94年の解散までの国内公演、海外ツアーにて舞踏手兼制作者として活動。96年アメリカ・ニューヨーク、ダンス・シアター・ワークショップにて1年間のアートマネージメント研修。97年アメリカ・インドネシア・日本の3カ国による国際プロジェクト「トライアングル・アーツ・プログラム」にて参加。98年から3年間の準備期間を経て、2001年NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)を京都にて設立。全国のアーティスト・主催者・評論家・企業・財団などダンスに関わる個人・団体のネットワーク型NPOとして、「踊りに行くぜ!!」開催、「ダンスファイル」製作、インターネットによるダンス公演・ワークショップ予約システム「ダンスリザーブ」運営、ワークショップ・公演のコーディネートなど、日本全国にて社会とダンスをつなぐ様々な活動を行っている。

■白川昌生(しらかわ よしお)
アーティスト/NPO法人場所、群馬 理事長
1948年 福岡県北九州市戸畑生まれ。
国立デッセルドルフ美術大学卒業後、美術作家として活動。近代問題、日本の前衛、地域での美術活動について発言、著作あり。群馬を足場に活動するNPO法人「場所、群馬」代表。
現在前橋文化服装専門学校講師、群馬県立女子大非常勤。
展示空間として「前橋文化研究所」を運営。地域通貨maasー前橋作家協会を設立。
出版として「日本のダダ1920ー1970」1988年水声社、「美術、市場、地域通貨をめぐって」2000年水声社、「美術、マイノリテー、実践」2005年水声社 などがある。

■村上タカシ(むらかみ たかし)
美術家
国立大学法人宮城教育大学
SENDAIcompleX
「ア-ツ・センタ-構想」「みど丸」「TANABATA列車」「村上いろは研究室」やビデオ「IZUMIWAKU Video1994」やCD-ROMの制作も行う。
また、東京杉並区で1994・1996年のIZUMIWAKU project《学校美術館構想》展や「ヨーゼフ・ボイスと10年」、2003年より仙台でTANABATA.orgARTprojectなど数々の学校やまちを使ったアートプロジェクトを企画実施。最近は「プロジェクト型のアートワーク」を含め芸術普及や文化・教育政策をテーマに文化施設等でレクチャーやワークショップなども行う。murakamix.com

■加藤種男(かとう たねお)
アサヒビール芸術文化財団 事務局長
1990年の企業文化部設立以来、アサヒビールの社会貢献部門を幅広く担当。アサヒビール社会環境推進部副理事、横浜市芸術文化振興財団専務理事も兼務。企業メセナ協議会研究部会長、いくつかのNPOや文化経済学会理事を務めるほか、美術や音楽の批評なども行う。共著に『社会とアートのえんむすび』(トランスアート)などがある。